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小児医療における薬学的管理

【小児医療における重要なポイント】

①添付文書に小児薬用量の記載がある場合はそれに準じる。記載が無い場合は、小児薬用量をまとめた実用書や各疾患別治療ガイドラインを参考にします。なお、日本の実用書にも記載が無い場合は、海外の実用書(例:Pediatric Dosage Handbookなど)やPubMedなどに投稿されている症例報告を参考にする場合もあります。

②急性期医療の症状について、ガイドラインなどを利用して標準的な治療法を学びます。

③小児期に使用できる解熱剤の種類、用法・用量を検討します。

④入院中、食事やミルクを摂取できない場合や特殊な病態においては静脈栄養や経腸栄養剤の使用が必要です。栄養剤投与のみで不足する栄養素は薬剤を用いて補う場合があります。小児期に必要な栄養素や小児特有の代謝を理解し、適切な栄養管理を行う必要があります。

⑤小児がんの診断と治療、化学療法レジメンについて学習します。副作用に対する支持療法も大切です。また、各疾患における長期フォローアップの必要性を理解する必要があります。

⑥小児医療では、成人と異なる小児の特性に合わせた緩和ケアの提供が求められることを理解する必要があります。

⑦AYA(思春期・若年成人)世代におけるがん治療のなかで、AYA世代特有の様々な、問題点を学習する必要があります。

【薬剤を用いた解熱療法

①アセトアミノフェンは小児においても安全に使用できる解熱剤です。過量投与による肝臓障害以外に重大な副作用はほとんどありません。

②アスピリンやジクロフェナクナトリウムなどのNSAIDsはアスピリン喘息の患者には禁忌です。また、水痘やインフルエンザなどの解熱時に使用すると脳症・脳炎の悪化に関与する可能性があるとさされており、15歳未満の小児への使用は原則回避すべきです。

③幼少な小児では、発熱が熱性痙攣を誘発することがあるため、高い体温で痙攣発作の危険性がある場合には、抗痙攣薬を併用することがあります。

【栄養管理】

"Nutrition in the first 1,000 days of life"といわれるように、妊娠中を含め、胎児期から1000日間の栄養環境は、成人期の糖尿病・がん・精神神経疾患等のリスクを減らすとされています。乳児期より長期的な治療を要する場合は薬剤師として栄養管理を見落とすわけにはいきません。臨床上、特に問題になることとして必須脂肪酸欠乏、微量元素欠乏、高カロリー輸液使用に伴う肝機能障害などがあげられます。

【長期ファローアップ】

化学療法の晩期合併症には、下記のものがり、必要に応じて、家族、患者に情報提供する必要があります。

●アントラサイクリン系による心毒性

●ステロイドの成長障害

●シクロフォスファミドなどの性腺障害

【小児緩和ケア】

(1)小児緩和ケアの構成員

医師、看護師、薬剤師、歯科医師、歯科衛生士、社会福祉士、臨床心理士、保育士、管理栄養士など

(2)小児緩和の対象

小児がん患者、非悪性疾患の骨髄移植患者など

(3)緩和ケアの内容

患者自身の身体的・精神的問題、家族の精神的問題、また退院後の支援についてもフォローしていきます。薬剤師は、治療に伴う出現の予測や予防法を考えることで安全に薬物療法が行えるような環境を整え、児に合った内服方法を考え、薬を飲むという苦痛を緩和するなどで関与することとなります。

(4)AYA(思春期・若年成人)世代特有の問題

●副作用や外見変化などの精神的問題

●学校や職場、友人との関係などの社会的問題

●進学、就職、結婚、出産への影響や晩期合併症を含む将来への不安

など、多感な時期にがんにに罹患することによる問題が生じることがあります。

まとめ

上記では、小児医療における薬学的管理についての薬剤師の関りを説明しました。

薬剤師であり、薬局運営を法的観点からもサポートできる横浜在住の行政書士・富樫眞一は、薬局運営に積極的に参加することで、必ずや、お客様に役立ち、事業拡大のサポートができると確信しております。ご用命をお待ちしています。

次のお役立ち情報は、入管管理に係る「薬局での終末期医療、緩和ケアにおける薬学的管理」です。是非ご覧ください。

 

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