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水虫薬

 

【一般用医薬品(OTC薬)】

医薬品は、薬事法上、医療用医薬品と一般用医薬品に分類されています。

一般用医薬品は、医師の処方箋なしに患者さんが、症状を基に自らの判断で薬局、薬店で購入することができ、かぜや頭痛などの病状の改善を目的として使用する医薬品であると言えます。一般薬、家庭薬、市販薬、大衆薬などとも呼ばれ、諸外国では薬が薬局のカウンター越しに陳列されていることなどとも呼ばれ、諸外国では薬が薬局のカウンター越しに陳列されていることからOTC drugsと呼ばれています。

近年の医療技術の進歩や高齢患者のの増加、生活習慣病の増加に伴い、医療費は年々増加しています。保険財産も赤字のなか、セルフメデイケーションが重要視され、軽い病気であればOTC薬の使用を促進することが医療費の節減につながるとかんがえられています。今後、セルフケアにおいて、健康維持、健康増進にOTC薬は大きく期待されています。

【OTC薬の種類】

OTC薬は、一般の人が自らの判断で使用するものであることから、効能・効果などについても自らの判断で使用できるものであることから、鎮痛剤、総合感冒薬、鼻炎薬などのように比較的にわかりやすい表現が用いられています。

OTC薬は、基本的に効果の異なる成分を多数配分している製品がほとんどです。例えば、総合感冒薬などは8~10種類の成分が配合され、のどの痛み、熱、咳、鼻水、さむけなどの症状を緩和する処方になっています。逆に、医師が個々の患者さんに合わせて処方する医療用医薬品は、ほとんどが単一の成分です。しかし、最近は単一の成分のOTCも増加してきました。

【水虫薬(抗真菌薬)の使い方】

現在、国内の水虫患者は推定2100万人ともいわれており、夏場だけでなく、冬場にブーツを履く女性の増加と相関して、女性の水虫も増加しています。一般的に水虫は足の角質に感染したカビの一種である白癬菌によりかゆみが起こる疾患です。

水虫薬にはOTC成分といして2002年度毎に4成分ー塩酸アモロルフィン、塩酸ブテナフィン、塩酸ネチコナゾール、塩酸テルビナフィンが認可されました。これらは第3世代抗真菌薬といわれ、従来のイミダゾール系の抗真菌薬ー硝酸ミコナゾール、硝酸エイコナドール、硝酸ビフォナゾール、硝酸オキシコナゾールを含む製品より高い抗菌作用をもっています。これらの医薬品は軟膏、クリーム、液、スプレーがあり、水疱があったり、ジュクジュクしている水虫には軟膏、クリームを使用し、かさかさしている水虫には、液を使用します。ただし、軟膏、クリームは使用感に違いがあるので長く続けられる剤形を選択します。

使用方法としては入浴後、角質が柔らかくなっている状態で薬剤を塗布し、少し広めに塗るのが効果的です。また靴下は毎日交換し、良くなったからといって直ぐに使用を中止せず、症状がなくなってからも長期間、根気良く使用するように指導してください。

作用として皮膚に対して刺激があることもあるので、かぶれなどが現れた場合は直ちに薬剤の使用を中止します。水虫に似た病気はたくさんあり、水虫でない場合に水虫薬を使うと症状を悪化させる場合もあます。一週間使用してかゆみが治まらなかった場合や、症状が良くならない場合、傷があり痛みがある場合や、爪にも広がっている場合などは市販薬での自己治療ではなく皮膚科を受診するように指導することが大切です。

まとめ

上記では、水虫薬について説明しました。

薬剤師であり、薬局運営を法的観点からもサポートできる横浜在住の行政書士・富樫眞一は、薬局運営に積極的に参加することで、必ずや、お客様に役立ち、事業拡大のサポートができると確信しております。ご用命をお待ちしています。

次のお役立ち情報は、「老人ホームでの疥癬の発生」です。是非ご覧ください。

 

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