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食事療法・運動療法

【食事療法と運動療法に対する薬局での対応】

薬局では、薬物療法の対応のみでなく、患者さんの全身管理を助けることも求められます。最近の話題の、生活習慣病についても治療のスタートは食事療法と運動療法ですので、薬局によっては、栄養士を採用し、栄養相談を積極的に受け付けているところもあります。食事も運動も毎日の心がけが本人にも家族にも必要となります。しかし、続けることは容易なことではありませんので、周りからのサポートが望まれます。日本薬剤師会では、薬剤師がそのようにサポートしていくべきか、その役割を、健康日本21の活動を通して指摘しています。

【健康日本21と薬局】

健康日本21では生活習慣が大きな意味を持つ①食生活、②運動、③休養、④たばこ、⑤アルコール、⑥歯の健康、⑦糖尿病、⑧循環器病、⑨がんについて目標値を設定し、トータル的な健康管理を目指しています。

一つの具体例として、以下に、糖尿病に関連した事項を示します。

【1次予防】

下記に挙げられた目標を実践すること。

1)①肥満、②脂肪エネルギー比率、③食塩摂取量、④野菜の摂取量、⑤カルシウムに富む食品の摂取量の5項目について目標値が設定されています。

2)

①肥満者の減少のために、適正体重を認識し体重コントロールを実践する者を増やす。

②朝食欠損率の減少や「1日最低1食、きちんとした食事を家族等2人以上で30分以上かけてとる」者の割合を増やす。

③適正な栄養素を摂取するための環境作りとして、給食施設、レストラン、食品売り場などでヘルシーメニューの提供率を上げ、利用者を増加させる。

④「日頃から日常生活の中で、健康維持・増進のために意識的に身体を動かすなど運動している人」の増加を目標とします。おおよその理想として、1日1万歩歩くことを推奨しています。また、運動習慣者の増加も目標としています。高齢者では、積極的に外出することを増やし、社会参加を促しつつ、1日6000歩歩くことを目標とします。

【2次予防】

糖尿病に関する健康診断受診者を増加させ、異常がみられた場合は指導を徹底すること

【3次予防】

糖尿病の合併症の減少のため、治療の継続を徹底すること

薬局は「1次予防」の観点を重視し、国民に対する十分かつ的確な情報を提供する場として一番適していると考えられます。かかりつけ薬局は、地域住民からのファーストアクセスの場の役割を果たすとともに、保険・医療・福祉の情報発信基地であり、かつネットワークの要でもあります。

これらの観点から、薬局は、健康日本21に欠かせない役割を担っていることを強く意識することが大切です。

まとめ

上記では、食事療法・運動療法について説明しました。

薬剤師であり、薬局運営を法的観点からもサポートできる横浜在住の行政書士・富樫眞一は、薬局運営に積極的に参加することで、必ずや、お客様に役立ち、事業拡大のサポートができると確信しております。ご用命をお待ちしています。

次のお役立ち情報は、「インフルエンザ」です。是非ご覧ください。

 

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