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小児への調剤

【小児に対する調剤の特徴】

小児は、用量が年齢、体重により異なります。調剤する前に、まず用量の確認をすることが大切です。小児薬用量は、対表面積に基づくものが有用とされています(von Harnack表(年齢:小児の薬用量比、3か月:1/6、6ヵ月:1/5、1歳:1/4、3歳:1/3、7.5歳:1/2、12歳:2/3、成人:1 ))。

また、小児には服用できない剤形があり、錠剤を飲めるのは、通常5歳以上とされています。5歳以下の小児に錠剤が処方されている場合には、服用できるか否かを確認する必要があります。錠剤が飲めない小児には、やむを得ず錠剤を粉砕するなどの特殊な調剤が必要となる場合もあります。しかしながら、徐放性製剤を粉砕すると、徐放化がこわれ、速効性の製剤と同じ薬物動態になります。その他、腸溶性製剤なども粉砕できません。

【液剤の調製】

液剤の処方は、ミリグラム単位の成分量で記載されていることがあります。各製剤の濃度に応じた換算が、素早く、間違えずにできるようになることが薬剤師に求められているます。また、液剤は配合変化を起こすものが多いので、「調剤指針」(薬事日報社)などを参照しながら、必要に応じ組み合わせて調剤します。秤量は、通常メートグラスを用い、液剤ごとに投与日数分を量りますが、その際には、メニスカスの面と目の高さを一致させることが大切です。しかし、メートグラスはそれほど正確な計量容器ではありませんので、特に1mLなどの少量を正確に量る必要があるときは、メスピペットやディスペンサーを用います。また、1回の服用量が整数にならない場合や、少なすぎる場合には、通常は精製水などで賦形しますが、中には賦形を行わない製剤もありますので、添付文書などで確認する必要があります。

液剤は投与日数分が1つの容器に入って患者に渡りますので、服薬指導時には1回量の量り方をきちんと説明することが大切です。1回量は、水剤容器の目盛りを用いたり、計量カップやスポイトなどを用いて量りますが、特に粘度の高い計量カップなどに付着しやすいことも気を付ける必要があります。

【坐剤】

坐剤は、有効成分が直腸粘膜から速やかに吸収されるため、内服より効き目が早く、小児には使いやすい剤形です。しかしながら、その使い方を知らない患者もいるため、図入りの説明書などを渡して、具体的に説明することが大切です。

【乳児への飲ませ方のポイント】

乳児への散剤の一般的な飲ませ方は、①薬を小皿などの小さな容器に入れる、②水やぬるま湯を数滴加えてペースト状になるように練ります、③きれいに洗った指の腹で取って、赤ちゃんの上あごか頬の内側にすりつけます(舌の上に乗せると、苦味を感じてしまうので避ける必要があります)、④水や白湯を飲ませます。

また、薬を少量の水で溶いてスプーンやスポイトで喉の奥に流し込む方法もあります。この方法は簡単ですが、慣れないとタイミングをつかむのが難しいと言えます。また、スポイトを用いた時には、喉の奥に傷を付けないような注意が必要です。

さらに、練った薬を、アイスクリームやシャーベットなど冷たいものと一緒に飲ませる方法もあります。冷たいものには、味覚を鈍らせる働きがあります。また、ヨーグルト、ゼリー、プリンなどと一緒に飲ませると、味をごまかすことができますし、喉ごしもいいので簡単に飲んでくれる赤ちゃんもいます。ただし、はちみつは、乳児ボツリヌス症の原因となる菌が含まれている可能性がありますので、1歳未満の乳児には使わないようにします。哺乳瓶中のミルクの中に薬を混ぜて飲ませるのは、ミルクの味が変わって、ミルク嫌いになってしまうことがありますので、避けることが賢明です。

まとめ

上記では、小児への調剤について説明しました。

薬剤師であり、薬局運営を法的観点からもサポートできる横浜在住の行政書士・富樫眞一は、薬局運営に積極的に参加することで、必ずや、お客様に役立ち、事業拡大のサポートができると確信しております。ご用命をお待ちしています。

次のお役立ち情報は、「コンプライアンスの悪い患者」です。是非ご覧ください。

 

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